A社様のケース(トートバックメーカー)
自社商品とセット販売するコレクションボックスの生産依頼
主力商品がトートバックであるA社様は、自社周年記念の事業として、世界的に有名なキャラクターをモチーフにして、約60組のアーチストたちに自社トートバックをキャンパスにイラストを描いてもらい販売されております。
A社様ではこの事業のスペシャル企画として、クローゼットボックスを製作し、そこに全作品(76種類)を収納し、セット販売する計画をされ、弊社へ製作の打診をされました。
A社様のご希望は、クローゼットボックスは日本の伝統工芸の技術を生かしたメイドインジャパンで製作したい、そして、ボックスには、CRYSTALLIZED™ Elements(スワロフスキー社製)を使用して自社ロゴマークを入れたいということでした。
弊社では早速、A社様の大まかな寸方のみが記されたイラストをもとに、細かい寸法を、A社様や木地工房と話し合いをしながら割り出し、図面を製作。
その図面をもとに段ボール紙で実寸模型を製作し、実際に商品(トートバック)を納めて確認をしたり、木地工房と再度細部の検討を行い、最終図面を完成させました。
このクローゼットボックスはガルウイング構造でしかもサイズが比較的大きいことから(W89×D45×H48.6cm)、構造や強度の問題、商品の取り出しやすさ等いろいろな問題をクリアーしなくてはなりませんでした。製作にあたっては、木地、塗、加飾、内貼り、ハンガー工房のそれぞれの職人と頻繁に打合せを行い、A社様とも設計の段階からご意見を伺いながら、慎重に作業を進めてまいりました。
このコレクションクローゼットボックスは、表面塗装は手塗りによる漆塗、そして表面4面にCRYSTALLIZED™ Elementsを約8,000個使用しロゴマークを描いています。扉は両側ガルウィング構造になっており、扉を開けると鳥が翼を広げているように見えます。
A社様のケースでは、いただいたデザインイメージを出来るだけ忠実に実現することを目標に、職人と一緒にアイデアを出し合い試行錯誤を繰り返し製作させていただきました。
B社様のケース(インテリア雑貨メーカー)
ジュエリーボックス等のOEM生産依頼
B社様はジュエリーボックスやフォトフレーム等のインテリア小物を自社で企画・デザイン、製造は外部へ委託、出来上がった商品を自社ブランドとして販売されています。製造は中国などの海外がほとんどですが、最近では顧客やバイヤーのニーズが「MADE IN JAPAN」にシフトしていることから、新たに高品質な日本製だけを扱う新しいブランドを立ち上げられました。B社様はその新ブランドの基幹商品の一つとして塗物のシリーズを企画され、弊社へ製作の相談をされました。B社様の場合、商品企画室という専門の部門があり、商品開発にあたっては、その商品をデザインしていらっしゃるデザイナーの方が弊社との直接の窓口になっていただきました。商品開発がスタートしてから間もなく、担当デザイナーから精確な設計図面が届き、弊社では、そのままその図面を基に木地工房と細部の検討を行い、先ずファーストサンプル製作をスタートさせました。その後完成したサンプルに改良と仕様の変更を行い、セカンドサンプルを経て本生産に入りました。今回製作したアイテムはジュエリーボックス3種類、フォトスタンド2種類、ティッシュボックスの計6アイテム。色はアイボリーとマットグレーのツートンで、どのアイテムにもCRYSTALLIZED™ Elementsが上品に配置されており、とても上品で素敵なデザインです。しかし製作にあたっては木地、塗装、加飾の他に、ミラーや金具、内貼りのベルベット等、構成部品が多くありましたので、かなり頻繁に担当のデザイナーとメールや電話で打合せを行い、それをもとに職人と検討をしていくという地道な繰り返しを重ねて作業を進めてまいりました。また、製作の過程では、B社の担当デザイナーが会津を訪れ、担当している職人を一軒一軒回り、工房の見学と打合せを行いました。商品に対するデザイナー想いを直接職人に丁寧に伝えることができたことで、商品をより身近な存在に感じてもらえるようになっと確信しております。このプロジェクトでは、B社様がとても商品にこだわりを持っていらっしゃいましたので、弊社では品質や作り込みに特に気を配り生産をさせていただきました。
C社様のケース(化粧品メーカー)
新商品発売に合わせVIP向けプレゼントの生産依頼
C社様は化粧品の製造販売をされており、今回、新商品の発表に合わせ、商品のマークと自社ロゴが入ったメイクボックスに新商品を納めてVIPの方へプレゼントをするという企画を立てられました。メイクボックスのデザインを担当されたC社様の契約デザイナーが、あるSHOPで弊社オリジナル商品に目を止められ、弊社へメイクボックス製作の相談をされました。その後、具体的なお話を持ち込まれたことがきっかけで、弊社が製作の担当させていただくことになりました。
メイクボックスのデザインは、弊社オリジナル製品であるハンディコンテナーのデザインを基にC社契約デザイナーが行い、サンプル作成後本生産を行いました。今回のケースでは弊社オリジナル商品をC社契約デザイナーが気に入って下さったことがきっかであったので、弊社としてもとても嬉しく思っております。
D社様のケース(雛人形メーカー)
雛人形メーカーオリジナル飾り台や屏風・衝立の生産依頼
今、会津塗は、漆器の生産で培った品質の良さ、丁寧な作業、柔軟な対応が見直され、異分野から注目されております。D社様も会津塗のそういった可能性に賭けていただいている企業です。D社様は人形作家がオーナーを務める人形メーカー。取引初年はD社様の契約デザイナーもスタッフに入り製作がスタート。D社様とデザイナーが弊社を訪れ打ち合わせを行い、製作する飾り台等の要望をお聞きし地元の製作工房を選定しました。その後、デザイナーの初回図面を元に意見交換を行い、新たな図面をもとに段ボール板を使ってモックアップを作成しました。D社様も交えてモックアップで形状デザインをチェックし、それをもとに木地サンプルを完成させました。その後、色の選定、衝立の絵柄について細かくデザイナーとやりとりを行い、最終サンプルを完成させました。しだれ桜の柄を採用したタイプの場合、デザイナーから渡されたイラストレーターのデータを弊社でスクリーン蒔絵に合うように細部に修正を加えスクリーン版データを作成しました。色の調整等も含め細かい神経を使う作業が続きました。2年目以降徐々に種類を増やしていただき、H23年は、継続商品も含め10タイプ以上を生産させていただきました。色を考慮すると20種類以上になり、職人とのコミュニケーション、D社様との調整をはかりながら生産管理&納期管理を行っていくことは、通常のお取引とは違う緊張感がありますが、お子様や親御さんが喜ばれる情景を思い浮かべながら仕事をさせていただいております。